人間関係とコミュニケーションの教科書

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部活で毎週遠征して起こった、3つのこと

      2016/09/11


わたしは高校の頃、かなりの頻度で遠征してました。
毎週遠征とかザラ。面白くて仕方なかったです。

そもそもなんでそんなことになったかといえば、部員が少なかったから。
団体戦(柔道)にすら出られないほどで、男子は自分ひとりだけ。練習相手の確保には出稽古するしかありませんでした。
近くの高校に行くとかもありましたし、県外に練習しに行くことも。

高校生としては贅沢すぎる生活でした。笑

遠征だらけな生活をしていれば、色んなことが起こります。

 

コミュ力がついた

まずコミュ力。
初対面のひとと話す機会が多く、テンプレがないと詰みます。

宿に泊まったら別の高校と一緒なんてのもしばしば。
「アッ…アッ…」とかやってられません。

何をするにしてもまず会話ができなければ成り立たず、そのためにはネタを考えなくてはならない。
共通点を見つけたり相手の話を深掘りするのなんて当たり前。

自己啓発の実習もいいとこです。笑

初対面の相手のバックグラウンドが自分と全然ちがうなんてこともありました。
こっちが進学校、あっちは実業高校なんてのもあり、当然話の内容もちがう。
そんなひとたちと一緒の部屋とか、非日常のいい例でしょう。非常におもしろかったです。

 

場所へのこだわりがなくなった

毎週毎週遠征していると、場所へのこだわりも薄れてくるんですよね。

普通だったら「自分の高校で練習=当たり前」なんでしょうけど、遠征や出稽古が増えてくるとこれまたちがってきます。

行く先々の練習場所に適応しなければならず、「普段とちがうから」なんて言ってられません。
どこに何があるのかなんて真っ先に調べるレベルで、とにかく適応力がないと耐えられないです。

そうしているうちに、「行く先々の環境に適応する」みたいな能力がついていきました。
それが「場所にこだわらない」というようになっていき、場所へのこだわりが消えていく。

「オレたちの学校」みたいなのも最終的には消えてしまいました。

場所へのこだわりをなくすには、「環境が常に変化する=普通」みたいにすればいいかと。
この事例では「練習場所が常に変わる=普通」になっています。

環境や日常を変えろとはよく言われますけど、適応力をつけるには「変化する=普通」にしてしまうのが一番。
それによりだんだんと場所へのこだわりがなくなっていきます。

 

所属へのこだわりが消えた

部員不足が原因で県外遠征となれば、所属へのこだわりなんてものは早々に消えます。

そもそもの前提条件として、こだわろうにも組織自体がない。

その結果組織へのこだわりは生まれなくなる。
そこに練習する場所や建物が変わるというのまで入ってきますから、苔生すのとは正反対の方向です。

ひとりであれこれ考えるようになると、「自分は○○の一員だ!」と看板に頼ることがなくなります。
頼れるのは自分だけ。そのような環境では看板など掲げていてもむだです。

変化は多いわ、看板は役に立たないわで、所属を重視するメリットはこれっぽっちも感じられませんでした。

新しい環境ではうまく立ち回り、自分から話しかけて友達づくりをする。
以前来たことがあれば、知っているひとを探して話す。

これができないとお話になりません。所属にこだわってなどいられないのです。

 

まとめ

部員が少ないというのは、それはそれでいいところがありました。
変化が多すぎたせいで、大学に来てから刺激が少ないなーというのがあったのも事実です。

今となってははじめての環境にほっぽり出されても、なんとかやっていけるぐらい。
初対面のひとだらけの環境に耐性がついてます。
それに加えて、場所や組織へのこだわりがなくなる。

これによって思考回路が変化しているのは言うまでもありません。

 

あわせて読みたい

 

こんな記事を書けるのも、遠征しまくったのが原因かなと。
はてブのコメントで転勤について書かれているのですが、わたしからすればどうでもいい感じ。
所属や場所にドライな感覚が、高校の頃からすでに身につき始めていました。

上記の内容を前提としてリンク先の記事を読むと、「こういう思考回路してるのか」とかわかるはず。
自分の中ではムラ社会の縛りなどとうに消えており、すべてがルールのもとに判断されています。
毎週県外遠征なんてのを経験してなかったら、そんな記事書けないはずです。

 

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